こんにちは。ブンブロです。
コントラクトMRとして配属された後発品メーカーでの経験の話をしたいと思います。6月19日に大型製品の新発売があったのですが、コロナによってどのような影響があったのか記事にしていきます。
※2021年6月12日現在コロナの影響よりも後発品の供給に問題が生じています。
目次
コロナが流行りだした2月〜3月
コロナが中国で流行し始めて日本で感染者が出たときはそれほど騒いでいませんでした。MRとしての活動も処方医に会うこともできましたし病院への訪問も可能でした。
ただ、2月というのは、後発品の製造販売承認が取得されたばかりですので、病院も調剤薬局も後発品への切り替えについて検討をする段階ではありませんでした。
そのため、「製造販売承認取得しました~」くらいの案内をしていたんですよね。
あとは、対象となる先発品の症例があるか、どれくらいの症例数なのか確認をするくらいですね。
3月も同様で発売まで3か月もあるしまだ検討段階ではないなといった具合でした。
緊急事態宣言が発令された4月
4月に入るとコロナウィルスが猛威を振るい始めていて、病院では徐々にMRの訪問規制が始まっているところが出始めました。
訪問規制が出始めている施設に関しては訪問が出来ないので仕方ないのですが、調剤薬局において訪問規制がかかっていなくても「こんな時期にくるんじゃねーよ」みたいな雰囲気をバリバリ出されていました。
そんな中、製薬メーカーでも緊急事態宣言が出る前から訪問自粛を決めMRの医療機関への訪問が減っていきました。
私が働いていたメーカーでは、訪問規制がなかなか指示されず緊急事態宣言直前まで医療機関への訪問をしていました。
基本在宅勤務の5月
緊急事態宣言中は基本的に在宅勤務で医療機関から要望があった時のみ訪問可でした。ただ、後発品メーカーなので医療機関から呼び出されることなんてほとんどなかったです。
2週間に一度テレビ会議を行い、それ以外はターゲットリストの作成や市場分析などを行っていました。
といっても、市場分析をしても活動が出来ないのでほとんどパソコンで適当な作業をしていることが多かったです。
そんなこんなで何もしなかったのが5月です。さすがに5月後半になったら新発売間近なので焦り始めましたけどね。
緊急事態宣言が明けた6月
ようやく緊急事態宣言が解除された6月。活動再開初期は様子を見ながら医療機関に訪問をしていました。
他社ではAGを発売するし患者さんにも説明しやすいしな、AGの一人勝ちか?とも思いながら訪問をし続けました。
しかし訪問して気づいたことがありました。
・コロナによって患者さんが激減し経営が厳しい
ということがわかりました。
明らかにコロナによって今までと状況が変わっていたのです。背に腹は代えられないということで経営重視になったといったところでしょうか。
しかし、MRは価格に関与することが出来ないので納入されるかどうかはわからず。あくまで医薬品の情報提供のみ。
そして、いよいよ発売された新たな後発品。
蓋を開けてみて驚いたのですが、やはり今までAGを採用していた施設でも他のメーカーの薬が納入されているなど今までの流れと違っていました。
病院への患者さんの数が減っていたり、それに伴い処方箋が減り調剤薬局にも影響が出る。この負の循環によって後発品を選ぶ基準が変わったことは明白でした。
しかも、緊急事態宣言中に活動をしているMRが評価されていることが多いことも驚きでした。「〇〇製薬のMRが頑張って来ていたから採用した」というのがチラホラありました。
MR訪問についてどのように考えるかは医療機関の判断ですから何も言えませんが、感染リスクを広げるかもしれなという観点から自粛していたことのに自粛が正しかったのか疑問に感じてしまいました。
担当しているMSからもこんなことは初めてだ、いつまでこの状況が続くのかわからないとも言われ先行きが見えない状況とのことでした。
コロナの影響はいつまで続くのか
コロナと流行しわずか3~4か月で市場は激変しました。冬になれば第二波も来るといわれています。ワクチンも出来ていない中MRはまた在宅勤務になるでしょう。
病院もクリニックも調剤薬局も患者さんが減るかもしれません。そうなったら、経営が一層厳しくなることが予想され破綻する施設も出てくるかもしれないですね。
しかも、MRの仕事の一つ講演会についても9月末まで中止になっているなど、本来の業務が出来なくなっていることも多いです。
第二波が来たらまた中止になるかもです。早くワクチンが出来ることを祈るばかりです。
MRは必要とされていない?
コロナによってMRが訪問することがなくなって医療機関は困っていたかというアンケートに約7割の医療機関では特に影響はないと答えています。
3割は必要としてくれているのでありがたい話ですが、後発品メーカーは特に必要とされていないと感じています。
だって、後発品に変えてくださいって言いに来るだけですから。もちろん、それ以外の中身の伴った活動をしているMRの人も多くいます。
ただ、医者からどう見えるかと言ったらあまり大差ないのではないかなと考えています。
今後の選択肢について
おそらく、このままの状態でも4〜5年くらいは現状を維持できるのではないでしょうか。ただ、その先は早期退職を募ったり人員を削減する動きが強くなるかもしれません。
あなたが20代であれば異業種への転職も可能でしょう。ただ、30代以上になったとき業界を変えることは相当困難です。
そこで選択肢として、コントラクトMRになるという選択肢があります。コントラクトMRは必要とされたときにプロジェクトに配属されるためいつでも需要があります。
新薬発売がなくなることがない限り必要とされるでしょう。ただ、製薬メーカーの時に比べると年収が下がりますのでお気を付けください。
全く別の選択肢として異業種に転職をするという方法があります。私は手に職を付けたいということもあり異業種への転職を検討しています。
テックキャンプは転職サポート付きのエンジニアを学べるスクールになります。
10週間の学習ののち転職活動を行い採用までサポートをしてくれて、なおかつ、転職がうまくいかなければ授業料全額返金の保証付きです。
私としては、手に職をつけるための技術を学べて、転職先も決めるチャンスがあるなんて最高の環境だなと思っています。
いつかはフリーランスとして自由な時間の使い方で働きたいと考えているのでその夢を叶えるために必要な道かなと思っています。
同じように「手に職を付けたい」「将来フリーで働きたい」と思っている方がいれば、サイトを見てみることから初めて見てはいかがでしょうか。
まとめ
コロナによって医療機関も大打撃を被っています。コロナと戦いながら救ってくださっている医療関係者の方々には感謝です。
しかし、経営していかなければ病院も成り立たないので早くコロナが収束することを祈るばかりです。
MRとして働いている方は、新しい面会方法、情報提供活動のため自己研鑽されている方も多いことでしょう。新しい道を考えている人もいらっしゃると思います。
どんな道を選んだとしても後悔しないように選択をしていきたいものですね。
それではまたいつか。