NEM(ネム)が資金洗浄、現金化され、犯人の特定にも時間が掛かる状況へ

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コインチェックからNEMが流出して、10日以上が経過しました。その後、金融庁の立ち入り調査、NEM財団による盗まれたNEMの監視が続いておりましたがどうなったのか、この事件も終焉を迎えそうです。情報をまとめましたので配信をしていきます。

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絶賛出金停止中だった日本円の出金がようやく再開【コインチェック】

流出の問題が発覚してから、ずっと強制的に売れない、買えない、引き出せない状況が続いていましたが、コインチェックより2月9日にユーザーに向けてメールが配信されました。その内容とは、

日本円出金再開について

現在、お客様の日本円の資産は金融機関の顧客専用口座にて安全に管理されております。これより当社にて出金に係る業務を再開し、下記の再開日以降、順次出金を再開してまいります。 

再開日 : 2018年2月13日 
対象通貨 : 日本円    

・本件はお客様が保有する日本円の出金に関するご案内です。NEMの不正送金に係る補償の支払いではございません。 
・出金処理は申請をいただいている順にて対応いたします。このため、ご指定口座への着金までお時間を頂戴する場合がございます。 
・当社にて申請内容の確認が必要と判断した場合、別途お客様へご連絡をさせていただく場合がございます。 
・現時点で判明していない問題等が確認された場合、予告なく再開を見合わせることがございます。 

仮想通貨の出金および出金以外の機能につきましても技術的な安全性等の確認・検証を行なっておりますため、当社にて安全性が確認でき次第再開をしてまいります。詳細に関しましては、見通しがつき次第お知らせをいたします。 

この度はご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ございません。何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

※記載されている日時は全て日本時間です。

引用:coincheck

2月13日から出金ができるようですね!ずっと現金に換金したいと思っていた人にとっては待ちに待った情報なのではないでしょうか。

ただ、ここで気になることは、NEMの補償はどうなるのかということ。残念ながらNEMの補償に関してはまだ決定がなされていません。

しかしながら、金融庁が立ち入った後に出金の再開をするということは、ある程度話がまとまって結論が出せる状況になってきたのでしょうかね。。。

盗まれたNEMの動向について

盗まれたNEMは2つのパターンで資金洗浄がなされているという話が浮上してきました。一つはDASHに交換し、もう一つはダークウェブを利用した取引になります。

DASHによる資金洗浄

仮想通貨DASHの特徴として、匿名性を維持したまま送金ができることと即時送金ができることを最大の特徴として知られている通貨になります。そのほか、匿名性の通貨に関しては、「XVG」「Zcash」などがあります。

どうやら、取引を持ち掛ける別のものが存在していたようで、犯人のNEMアドレスにメッセージを送っていたようです。そのメッセージを受けた犯人は、メッセージの指示通りに動きます。

少額のNEMを送り、匿名性から足がつかないことを判断したのでしょう。その後、大量のNEM(55000NEM)を送っています。

このメッセージのやり取りは日本語が使われていることも多々あるとのことで、犯人は日本人の可能性があるとの推測も出てきています。

ダークウェブを介した通貨の交換

先ほど、犯人にメッセージを送った人物がいるという話をしました。その方法は、ダーク(闇)ウェブを利用しているといわれています。ダークウェブは匿名性の高いインターネット空間のため、外部に情報が洩れづらいです。

このダークウェブを介して、NEMを盗んだ犯人にメッセージを送ったようです。ダークウェブのアドレスと15%OFFのメッセージを送り、換金をする方法を教えたとのことです。その手数料として、15%をもらうという取引になっていました。

この方法によって現金化されたNEMは780万円ほど。この方法の安全性が確立されたのであれば、今後、大量に売却が進んでいく可能性は十分に考えられるので対策をしないと犯人が大金を手にし、NEM自身の信用の失墜にもなりかねません。

NEM財団の見解

NEM財団は、盗まれたNEMにマークを付けて監視をしている。ハッカーは勝てないと発言をしていました。ですが、蓋を開けてみれば700万円以上のNEMが現金化されており、資金洗浄が行われてしまっております。

なお、NEMがほかの通貨に交換されたのはすでに5億円を超えているとのことで新しい情報が入っています。これに対して、指を加えていることしかできない状況はまずいですね。

Yobitで現金化されてしまったNEM

YobitはNEM財団がコンタクトを取れなかった取引所の一つになります。Yobitの運営会社も載っておらず、あまり信用のできない取引所になります。そこでNEMは現金化されてしまったようです。

NEM財団がコンタクトを取ろうとしても無視をし続けた取引所になり、今回の現金化において責任は取られないかもしれませんが、信用を失うことになるかもしれません。どこでもいいから海外の取引所というのはあまりおすすめしません。

まとめ

NEMの資金洗浄、現金化によって回収することが出来なくなるリスクが増えました。犯人が捕まるかどうかもわかりません。取引所のセキュリティの強化によって私たちユーザーの安心を返してもらいたいものですね。

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