起業したら成功しそうなアイディアがある。
起業したいけど、不安要素が多くて一歩を踏み出せない。
そのような悩みを持っているビジネスパーソンに追い風が吹いています!
政府が本腰になって取り組みを始めた「ベンチャーチャレンジ2020」。この政策によってこれからのベンチャー企業は世界に飛び出していきやすくなることでしょう!その概要をご説明いたします。
具体例についてはこちらの記事をご覧ください
目次
ベンチャーチャレンジ2020とは
目指すべき2020年の姿
「ベンチャーチャレンジ2020」の概要は大きく分けて3つになります。
1.地域と世界の架け橋プラットフォーム
2.民間による自律的なイノベーションエコシステムの構築
3.新たな目標設定
それぞれの概要について簡単に説明していきますね!
1.地域を世界の架け橋プラットフォーム
海外ではベンチャーの登竜門としてシリコンバレーへの挑戦が有名な話ですね!優れた技術を持ったベンチャー企業が集まりアイデア、技術、人材を持ち寄る。そして、将来が有望な技術に関しては、大手企業、投資家が協力・支援・投資を行う。この好循環が生まれ、シリコンバレーでは多くの人、企業、投資家が集まるという流れが出来ています。
日本企業において、ベンチャー企業が国内の大手と連携する、政府機関と連携をする、大学と連携をすることがまだまだ少なく、シリコンバレーのような「ベンチャー・エコシステム」が整っていないのが現状です。
日本のベンチャー企業でも、いきなり海外を目指す企業は多くなく、国内の限られた市場でチャレンジをするということも珍しくありません。
そこで、政府としてもベンチャー企業を世界に進出しやすいように枠組みを用意しようということで、下記のような流れを構築しようと構想をしています。
ざっくりと言うと、攻めの案件の発掘→政府機関コンソーシアム→世界へと進出し、国内へフィードバックするということを実現していきたいのです!
2.民間による自律的なイノベーションエコシステムの構築
これは起業をする人にとっては関係が薄い内容かもしれないですね!
『大学・研究開発法人、大企業等の潜在力の発揮を目指す』
ここでは、大きく2点推進していくことを説明していきますね!
【世界に通用する研究拠点の整備と大学改革の実行】
・少なくとも5つの大学・研発法人について、世界のトップ人材や企業との共同研究施設を備えた、世界最先端の戦略研究拠点とすることを目指す。
・企業と大学双方のトップが関与した本格的な産学連携を実施する。
大学は組織を挙げた産学連携体制を構築し、知財マネジメントを徹底する。
→企業から大学・研発法人への投資3倍増を目指す(2025年まで)
● 世界レベルのイノベーション経営の実現
・経済界によるイノベーション経営の実践とこれを後押しする政策の総動員
まずは、世界に誇れる研究機関を創出することを目指しているようです。
3.新たな目標設定
ここが一番企業をする人にとって関係があるところになりますよ!
まず、現状を把握する必要があります。今まで、政府がどのようなベンチャー支援をしてきたか知っていますか?実は、結構あるんですよ!
それは、ストックオプションの導入(1995年)、エンジェル税制の創設(1997年)、ファンド法制の整備(1998年)、新会社法による最低資本金規制の撤廃(2006年)、産業革新機構によるベンチャー投資(2009年)などなどです!結構やっていますね!!ただ、起業家が増えていないという現状があります。
日本の起業予定している割合を国ごとに集計している機関があります。定義は「今後3年以内に、1 人または複数で、自営業・個人事業を含む、新しいビジネスを計画している」という内容です。日本は先進国としては、かなり低り状況です。
参考:http://www.kantei.go.jp/jp/topics/2016/seicho_senryaku/venture_challenge2020.pdf
さらに、事業機会を実際のビジネスとして成立させるためには経営資源を調達し、事業のシステムを構築し、リーダーシップを発揮して組織を運営管理することが起業には必要と言われており、その数値もグラフ化していましたので載せますね!
参考:http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/h28sangyoukeizaikenkyuitaku_houkokusho.pdf
圧倒的に低いですね!自分が言えた義理ではありませんが、これでは日本が国として取り組むのも分かります。。。
そこで、ベンチャーキャピタルの投資額を増やすことを目標として掲げました。それが下記になります!
現状は、約0.03%でアメリカの約7分の1です。そのため、2022年までに倍増をしていこうと考えています!
ベンチャーチャレンジ2020で特に力を入れること
ベンチャーチャレンジ2020で特に重視している点があります。それは、「ベンチャー・エコシステム」を実現することです。
by政府
まとめ
まずは、ベンチャーチャレンジ2020の概要とベンチャーの現状をお伝えさせていただきました。具体的なベンキャー事例はこちらの記事にまとめてあるのでこちらをご覧ください。
今後、様々なベンチャー支援の施策が用意されることは間違いありません!起業・独立を考えている人にとっては追い風になってきます!オリンピック特需もありますからタイミングは逃さないようにしておきたいですね!