農業の課題は山積みです。最近は天候の問題もあり、野菜の価格は高騰をしていますよね!でも、そんな天候に左右されずに農作物を育てることが出来たらどうでしょうか。安定的な供給が可能になりますよね!
そんな夢のような環境が現実になりつつあります。ICTの技術を使えば可能です!取り組みが始まっているICTの農業活用を情報をまとめましたので紹介をします!
農業の現状を知りたい方は前段の記事をご覧ください!
農業のICT活用
取り組み事例
農業分野では、AI農業や精密農業といった新たな農業手法や、ネットワーク、情報端末、クラウドコンピューティング、リモート操作、ロボット等の他分野とも共通する汎用的なハードウェア・ソフトウェア技術の活用を想定した「スマート農業」といったコンセプトが打ち出されています!
実際に、農作物の生産から流通、販売管理など、農場経営にかかわる業務を支援する農業向けのクラウドサービスの提供も増えつつあります。
インターネットに接続することが容易になったこと、センサー技術の活用によって、ビジネスにおける様々な事象に関するデータの取得が可能になり、大規模データ(ビッグデータ)を活用したビジネスにおける価値の創造への関心が高まってきています。
大学や企業などとも共同で開発することで新たな技術を作り出しているようです!
施設園芸
オランダには、施設園芸農業というものがあります。そこでは、センサーやコントローラーの活用をはじめとする技術を農業に導入した結果、施設栽培での収穫が日本の3倍強になっています。
そこで、日本においても、宮城県でイチゴの栽培にて導入をしています。イチゴを選んだ理由としては産地であること、投資には費用が掛かるため、市場規模にあった品種である必要があったことが挙げられます。内容については下記になります。
各圃場内は無線LANでイントラネットに接続され、各農場とは本社とは光回線で接続されている。また農場と他の研究機関、海外の圃場とを連結し、栽培に関するテレビ会議も行っている。圃場への入室管理や労務管理等に関する入力作業にあたり、携帯性に優れるスマートフォンの活用も進んでいる。自社の生産システムの開発でも、簡易なものを実験的に作成して、小農家への展開に無理がないよう工夫している。
ICT導入の効果には少数の熟練農業者で農業生産が可能になることと、収穫量増大がある。イチゴ栽培で重要なポイントとなる、ビニールハウスの①温度②CO2③湿度について、ICTの活用によって現地の農家が保有する数値化されていないノウハウを学習することで、イチゴ収量が年間約3.7トンから約7トンに向上した。ビニールハウスの窓の開閉もシステムから操作可能になっている
引用:総務省(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc142320.html)
アグリノート
これは、農業の業界で働いている方であれば大半はご存知かもしれないですね!
地図情報利用の農業日誌・圃場管理のことをアグリノートと言っています。
今までは、紙で過去の記録の参照、整理、集計をしていましたがあまりに煩雑だったためクラウドサービスを活用して高度化するということに取り組みました。その結果、地図上に作業内容や農薬・肥料使用、作業者、作業時聞をタブレット端末やスマートフォンのタッチパネルで入力して、端末で撮影した写真も添付可能であるシステム、アグリノートが出来ました。
アグリノートに記録されたデータは、圃場ごとに自動的に整理・集計されるので、時系列での作業一覧や農薬・肥料の成分別の使用回数・使用量が一覧式でいつでも閲覧できるようになり、現場の作業にこれらの記録を参照して、次の作業を効率的かつ正確に実施することができるようになりました。
ドーム型植物工場
ドーム型植物工場は、ビニールシートに覆われた大型の生産施設になります。
ただ、残念ながら、こちらの経営母体の企業は破綻をしてしまいました。やることはよかったとは思うのですが、取り組みが早すぎたのかもしれないですね。
オーダーメイド部品加工サービス
農業と企業が連携をして多種多様化している日本の食への拘りに応えられるようにつながりが濃くなっています。農業者の困ったを解決することでニーズに応える環境ができるとのことで国が後押しをしてくれている事例になります。
実際の農作物のICTとは内容が若干異なります。
まとめ
このように、常に技術は進化をしてきています。某テレビ局の番組でもアイドルグループが村を作ったり島で悪戦苦闘をしたりなど、農業の現場を見る機会が増えていることは間違いありません。ですが、農業の現場で働いている方々において、若い世代の方はごく一部です。日本の安全・安心の農作物を維持するためにもICTの活用が進むことには期待ですね!