事務機器メーカーが大量リストラの危機!コピー販売をしている人は転職も視野に!?

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事務機器メーカーのリストラが加速しているようです。先日もリコーが5000人超えのリストラをすると発表をしました。

実は、この記事を書いている私自身もコピー機などのいわゆる事務機器の販売をしていた経験があるため身近に感じてしまいました。

事務機器業界が今後どうなっていくのか。業界動向と今回のリストラについてまとめてみました。

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大手メーカーによるリストラの増加

主力事業を複合機とするメーカーにおいて業績が振るわなかったことにより人件費の削減をすることを踏み切っています。いわゆるリストラですね。

具体的には、2017年度リコーが5000人を超える人数、富士ゼロックスが2017年以降に1万人を削減するということで発表をしました。

なんと、1万5000人以上も職を失うことになるんです!自分が就職活動をしていた2011年には考えられない出来事です。

オフィスのデジタル化が業績の悪化になった要因

内閣が発表をしたソサエティー5.0によると、

「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」「情報社会」に続く、人類史上5番目の新しい社会、それが「Society(ソサエティ)5.0」です。
第4次産業革命によって、新しい価値やサービスが次々と創出され、人々に豊かさをもたらしていきます。

引用:政府広報

AIの技術やロボットの普及で人々の生活を豊かにしていこうというものになります。

複合機は、今や遠隔監視をされる時代になりつつあります。また、価格競争も激化しており、メーカーの収益減である「カウンター収益(1枚印刷するにあたりにかかる金額)」が安価になってきております。

実際に私が販売をしていた頃も、「モノクロ1円、カラー10円」なんて当たり前のようにありました。それが、6年くらい前は「モノクロ4円、カラー20円」だったのですから、価格の叩き合いが相当激化していたことが裏付けられています。

カウンター収益の中にはメンテナンス費用も含まれており、定期的にメンテナンスをしに来る技術者の派遣費も含まれています。ただ、定期的に訪問しメンテナンスをしていても見えない故障がある場合があります。

それを今後はAIの技術を使い遠隔監視をすることで早期発見、故障を未然に防ぐことが可能になるのです。

そうなると、ある程度の故障を予測することもでき技術者の適正な数を確保することで済むようになります。

そもそも印刷自体をしない時代になってきていますから、複合機自体のニーズもなくなってきています。高いリース料金を払って機器を所有する必要がないんです。※あくまで国内での話です。

商品自体の性能の向上も頭打ちの状態です。付加価値を付けづらくなってしまっているのです。

印刷業界の動向も下降しています。

引用:経済産業省

これからの成長事業になるものは?

今やビジネスのやりとりは完全にデジタル化しています。インターネットを通じた資料のやりとりやスマートフォンやタブレット端末による資料の閲覧など、あらゆるものがデジタル化してきています。

このように時代の変化に合わせて新たな事業に取り組んでいるのが、リコーになります。リコーは、印刷技術を活用し紙以外のものに印刷をする技術に注力しています。

3Dプリンターの開発や使い方のコンサルを行うなど、自社の得意分野をさらに強化することで新たな収益源を確保しようと取り組んでいます。

富士ゼロックスに関しては、AIを活用して手書きの情報をデジタル化する技術を開発しています。これは4月から始まるためすぐですね!

つまり、これから伸びていく分野としては、デジタル化したものを有効に活用するためのサービス・技術になってくると思われます。

特にインターネットを利用したサービスの拡大が顕著です。楽天やアマゾンといったらピンとくる方も多いはずです。

インターネットの主流となっているスマートフォンが普及したことでインターネットの業界も増えていることが調査結果としてわかっています。

メルカリから見るインターネット業界の動向

ネット検索で圧倒的なシェアを誇るグーグル(親会社はアルファベット)は、検索エンジン事業を中核に、地図、メール、YouTubeなどサービスを順次拡大をしているとのことです。

また、モバイルOSのAndroidも開発し、世界シェア1位となっています。しかも、自動運転やAI、IoTなど次世代技術への投資も積極的に行っています。

そんな中、急拡大をしている企業があります。

それが「メルカリ」です。

フリマアプリを運営するメルカリが11月15日に官報で公表した決算公告によると、2016年6月期(2015年7月~2016年6月)の売上高は122億5600万円(前期比189.2%増)でした。

月間の流通量も100億円以上と発表されています。「個人が自分の商品を出品をし個人がその商品を買う」。メルカリの収益源はこの販売された商品の10%の手数料になります。

10%の手数料となると100億円の流通量ですから、10億円くらいは手数料として回収が出来ている計算になります。

このメルカリが人気な理由もスマートフォンを持っていれば誰でも利用することが出来る点。スマホで写真を撮って掲載し売買をする。この流れを手軽に行うことが出来、ないものはないというのが良いようです。

今後のメルカリの動向には目が離せなそうですね!

事務機器メーカーに勤めている人はどうしたらいいか

複合機の販売のみを行っている代理店であればこの先少々厳しいかもしれません。一方で新たな事業に力を入れ収益源の確保を模索している企業であれば努力次第で変わってくるのではないでしょうか。

どうしても、未来が見えないということであれば、仕事を変えること(転職)を視野に入れてみることをオススメします。

まとめ

インターネットが普及してから生活が便利になりました!でも、便利になった反面仕事を奪われている人がいることも事実です。今後、AIが発展をしていくとAIに奪われると予測されている業種もあります。

少し調べると出てくるくらいなので新しい情報を常にキャッチして行動できるといいかもしれないですね!

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