2020年2月ごろから国内で流行を始めた新型コロナウィルス肺炎によって世の中の生活様式は一変しました。今までは当たり前のように公共交通機関を使って出社し定時に帰る、もしくは残業をして帰る。途中で飲み屋によって一杯引っかけてから帰るなど様々でした。
それが今では在宅勤務や時差出勤を強制的に行わざるを得なくなってきたと思います。実際、私は医療機関への営業活動を行うことをメインとしておりますので在宅勤務がメインでした。この仕事は世の中に必要なのだろうかと考えることが多々ありました。
私はもともと中小企業に対してITインフラを構築からパソコン操作のアドバイスをする営業兼技術サポートの仕事を7年ほどしていた経験があります。その経験と現在の会社に転職をしてみて感じたことですが、とにかくIT・パソコンについて疎い人が多いということでした。
そこにきて、今回のコロナ禍による強制在宅勤務によって情報インフラの構築が出来ていない企業ほど対応が出来ていないことが浮き彫りになったのではないかと思います。
そこで、これから必要となるビジネスについて調べてみました。
厚労省発表の有効求人倍率の状況
厚生労働省では毎月ハローワークにおける求人、求職、就職の状況を調査しています。と言ってもかなり細かいので見る気がなくなります。そのため、こんなものが厚労省のHPにあるんだくらいで見てもらえればと思います。
ここで示すグラフは有効求人倍率の推移になります。求人倍率は仕事が欲しいと思っている求職者で働く人が欲しいと思っている企業の求人数を割ったものになります。これが1を上回っていると求人に対して応募が少ないという売り手市場になります。景気の判断材料になるとも言われています。
厚生労働省より引用
コロナの影響はありましたが、4月末の時点ではまだ求人の方が上回っています。有効求人倍率としては約1.3倍です。ですが、下がり方を見ると過去1年間で見ても顕著に下がっています。
その中でもどのような業種において有効求人倍率が高いのか参考として一部を載せます。
厚生労働省より引用
かなり細かくて見ずらいですよね。この中で特に求人が多いのは建築・土木・建設測量技術者で5.49倍となっています。いわゆるブルーカラーの仕事になります。
これらの職業に関しては今だけということでもないですね。日雇いの仕事もありますし専門で長く続けている職人は別ですが、単純作業だけであれば人の入れ替えも激しいため求人はいつも出ています。
ホワイトカラーで有効求人倍率が高い職業に関しては、開発技術者、情報処理・通信技術者になります。(有効求人倍率約1.8倍)上の表では具体的に書かれていないのでどのような職種が該当するかはこちらの詳細(ハローワークインターネットサービス)をご確認ください。
一部抜粋をしますと開発技術者は、食品、自動車、機械、電気、化学品などです。情報処理・通信技術者に関しては、システムコンサル、情報処理プロジェクトマネージャー、ソフトフェア開発技術者などがあります。
かなり専門的な知識が必要な職種となっております。その分専門性を持った人材が少ないのが現実です。つまり希少価値が高いため求人を出しても集まらないということなのです。
将来残るビジネス(伸びる業界)
EC業界
あなたはamazonを利用したことはありますか?利用したことがある人の方が多いことでしょう。特に在宅が増えたことで、ネットで注文し自宅で受け取る機会も増えたと思います。このようにインターネットで様々な商品、サービスを提供することをECと呼びます。
ECの代表的なサービスは、amazon、楽天、ZOZOTOWNなどがあります。ただ、これらはどちらかと商品を買うことに特化をしています。
現在では、サービスもオンライン上で外出することなく簡潔させることができます。たとえば、【ココナラ】ではブランドロゴの作成や名刺デザインの依頼、音楽制作、動画製作、アプリ製作まで何でも依頼をすることが可能です。
なぜ、ココナラでは多岐にわたるサービスを提供できるのかというと、個人の方が持っているスキルを提供するためのスキルマーケットになっているからです。
2012年のサービス開始以来、利用者の数は増加の一途を辿っています。現在(2020年)の登録会員数は100万人を超え、累計取引数に関しては300万件を突破するほどに成長しています。
200以上あるサービスのカテゴリーがありますので、必要なサービスが見つかることは間違いありません。安価というところもグッドポイントです。一度サイトをご覧になられれば良さがわかると思います。
運送業
ECサイトで商品を購入すると連動して必要になるのは配送です。物流なくして商品が家に届くことはありませんので、今後も運送業の需要はあるでしょう。
最近では、家にある不用品を送るだけで買い取ってくれるサービスも出てきてます。石鹸、歯ブラシ、衣類など何でも買い取ってくれるようです。ただし、ダンボール代は実費です。気になる方はこちらをご覧ください。
動画業界
今では、当たり前になりつつあるオンラインでの会議、営業など直接会わなくても今までと同じように業務をこなすことが出来るようになってきています。
また、新たなスキルを学ぶ自己学習や自己啓発に関しても書籍でなくても、ネットで探すことも探すことも出来ますし、youtubeで無料で学習することができます。必要なものお金を掛けなくてもよくなってきている世の中に変わりつつあります。
子供の将来なりたい職業もyoutuberになってます。学校の授業もオンラインでできます。塾もオンラインで学習ができます。時間も場所も選ばない動画というコンテンツは今後更なるサービスを提供してくれるでしょう。
クリック一つで簡単に動画編集が出来るソフトもあるので独自で動画コンテンツに勝負するための参入障壁はかなり低いでしょう。GOM Mix Proであれば簡単に動画編集ができますよ。
もしくは、先を見据えて今から動画編集をするためのスキルをつけて手に職をつけるのもありかもしれません。
そのスキルを学ぶにはWEBクリエイターやネット動画クリエイターの育成スクールでお馴染みで6ヶ月で未経験からWebデザイナーになる!【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】がキャッチコピーのLIGという企業があります。
・WEB製作会社が運営しているため最新の技術・ノウハウが学べる
・コンサルタントによる手厚い転職支援をしてくれる
・Mac・ディアルディスプレイ完備
・デジタルハリウッド社と業務提携
・LIG運営のコワーキングスペース使い放題
転職やスキルアップ、手に職をつけたいという方はHPだけでも覗いて情報収集してみるといいかもしれません。違うなと思えば別を探せばいいですからね。
アプリ開発業界
スマホ市場の成長は著しく、スマホを持っていない人がいないくらいの世の中になっています。また、スマホで完結することも増えてきています。あのホリエモンも「パソコンはいらない、iPhoneがあれば仕事は完結する」とまで言っています。
スマホ向けのアプリの開発はどの企業でも力を入れており、銀行もアプリ、家電量販店もアプリ、キャッシュレス決済もアプリなど何でもアプリで出来るようになっています。今後はアプリ開発の業界は盛り上がっていくことでしょう。
しかし、課題としては、エンジニアが圧倒的に足りない事です。経済産業省の調査でもIT人材が2020年では37万人足りないことが判明しています。2030年では79万人にまで拡大すると試算されています。
経済産業省より引用
つまり、これほど分かりやすく将来職を失わない業種はないということです。スキルがあれば年齢は関係なく必要とされる可能性もあります。今ではエンジニアへの転職をサポートする様々なサービスがあります。未経験からも転身もOKです。
【未経験からエンジニアした人の声】
未経験からの転職だからこそ技術力以外をアピールするチャンス。例えば過去に銀行に勤めていたのであれば、金融系のシステムを作っている企業に強い。エンジニアに必要なのは技術力だけじゃない。経験、コミュ力、人間力、何かやってくれそうなオーラ、全て活用しよう。技術力はあくまで要素の一つ。
— まさ@夫婦でフルリモート×フリーランスエンジニア (@MasanoriOgw) June 1, 2020
「なぜプログラミングを学んだか?」に対する僕の答えは「家族を守るため」だと思う。
事業に失敗し金もスキルも人脈もない中、家族を守るために考えて出した答えが「エンジニアになる」でした。
あなたは、なぜプログラミングを学びますか?#駆け出しエンジニアと繋がりたい#プログラミング学習
— ムラジ@32歳未経験からエンジニア (@murajiblog) June 4, 2020
知識ゼロから始めると最初はホントにしんどい
これは未経験や転職の人たちはほとんど経験しますよねだいたいの現役エンジニアはそんな状態から今はガンガン現場で活躍している
だからゴールが見えないのはホントにツライけど、ボチボチやりましょう
ぼくはそんな感じで今がけっこう楽しくできてます— オカモトソウ | 元職人エンジニア (@So_Okamoto) June 8, 2020
最初は厳しいという意見もありますが、未経験で違うことをしていたからこそ活かせるスキルもあるはずです。現状に不安を持っていたり、新たなチャレンジをしたいという方は未経験からエンジニアになることをサポートしてくれるIT CAMPなどもありますよ。
既に実務経験があってフリーランスを目指している方は、【フリーランスとして働いていて年収アップやスキルアップをしたい方向けのエージェントサービス】のFREETOがオススメです。
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まとめ
これから伸びる業界に関してITを活用した業界ばかりになってしまいました。今回のコロナによる働き方の改革は今後伸びる業界、落ちていく業界の明暗を分けるイベントだったかもしれませんね。
新しいスキルを身に付けるか現状を努力して乗り切るか、様々な選択肢があると思います。あなたはどの道を選びますか。