前回「クラウドファンディングとは」について解説しましたね!
今回はクラウドファンディングの仕組みについて説明をしていきます。
目次
クラウドファンディングで資金調達をする2つの方法
成功時報酬型
例えば、あなたが「カフェを開業する」というプロジェクトを立ち上げたとします。
自分が持っている資金が100万円で材料費、椅子、テーブルなど資材を購入するために残り300万円が必要になりました。
そこで300万円をクラウドファンディングで調達しようとしたあなたは、募集をかけ60日間という日数に設定しました。
60日以内に目標の300万円が集まれば獲得することが出来ます!返す必要もありません!
達成しなかった場合は1円も受け取ることが出来ないです。
この仕組みが成功時報酬型のクラウドファンディングです。
実際に60日間あれば簡単に達成できるだろうと思うかもしれません。ですが、自分でいいと思って掲載をしているプロジェクトでも支援をする人にとって価値があるサービスを思ってもらえるとは限りません。
まずは、自分の身近にいる人に意見を聞くなどブラッシュアップをしてからでも遅くはありません。
実施確約報酬型
先ほどのカフェの例で説明します。
カフェの開業は自力で出来るがそれを拡散するための資金がないなど、プロジェクト自体は実施できるがそれ以上のことをする際の資金調達に利用するクラウドファンディングの方式です。
これは、目標の金額に達成しなくとも全額受け取れる方式のものになります。
ただ、こちらも、自分自身である程度プロジェクトを遂行していく資金力がないとできません。また、プロジェクト実施後収益を得ることができるのか事業計画の準備をしておいた方がいいでしょう。
クラウドファンディングでは出資者(支援者)に何もしなくていいのか
各クラウドファンディングのサイトへの掲載は無料です。
ただ、プロジェクトが達成した場合はお金だけ受け取れるわけではないですよ!
達成額から10~20%ほどの手数料をサイト運営会社に支払わないといけません。この金額を取られることを忘れて金額を設定してしまうと「資金が足りなくなった!!」と痛い目にあいます。
また、資金を受け取る代わりに支援者には「リターン」と呼ばれる、資金に対する見返りを渡さないといけません。
○○円なら無料利用券、○○円ならオリジナルグッズをプレゼントなど支援者にとって、支援をすることによって自分にメリット(利益)があるのであれば支援をしてもらえます。
また、支援者にも何らかの「リターン」をする仕組みに関してですがこちらもいくつか種類がありますので簡単にご説明します。
大きく分けて投資型と非投資型になります。
投資型
投資型 支援者へ配当金を提供 融資型 支援者へ元本と利子を提供 株式型 支援者へ株式を提供
非投資型
購入型 支援者へ物品などを提供 寄付型 支援者への見返りなし
などの、リターンがありますので十分把握しておきましょうね!
ちなみにリターンがない寄付型に関しては資金を調達しにくいという特徴があります。
ほとんどのクラウドファンディングのリターンは購入型か投資型です。投資型は株に代わる方法として専門にしている企業も出ている程です。
まとめ
クラウドファンディングを利用する場合、サイトの選定から初めていかないといけません。また、何のためにプロジェクトを始めていきたいのか、本当にうまくいくのかちゃんと考えてから取り組んでいかなければなりません。
支援者にとってもメリットを感じていただかなければならないため、そう簡単には資金を集めることはできないと思ってください。
ただ、掲載をすることで何が違っていたのか、どういうターゲットに支援を得やすいのか気付くこともあります。
考えが凝り固まってしまったときに利用してみるのもいいかもしれませんね!
さらに詳しい情報を知りたい方はこちらの本(クラウドファンディングで夢をかなえる本 [ 板越ジョージ ])が参考になりますよ!
参考文献:クラウドファンディング 夢をかなえる本/板越ジョージ著
クラウドファンディングで夢をかなえる本 [ 板越ジョージ ]
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